プレミアリーグ各チームのチャントを詳しく解説!6クラブの応援歌に込められた歴史

「2030年W杯現地観戦プロジェクト」、以前の記事でプレミアリーグ人気6クラブのユニフォームを比較しましたが、今回はスタジアムに欠かせないもうひとつの要素、「チャント(サポーターソング)」について調べてみました。試合中継を見ていると、ゴールが決まった瞬間や、選手が入場するタイミングで、スタンド全体が大合唱している場面をよく見かけます。あの歌にはどんな背景があるのか、6クラブそれぞれの代表的なチャントを調べてみると、驚くほど奥深い歴史が隠れていました。なお、歌詞そのものの引用は著作権の関係でできないため、この記事では曲の成り立ちや込められた思いを中心に紹介していきます。

目次

チャントって何?

チャントとは、サポーターがスタジアムで声を合わせて歌う応援歌のことです。プレミアリーグ 応援歌の多くは、もともと別の目的で作られた楽曲や、地域で親しまれてきたポップスのメロディーを借りて、クラブ独自の思いを乗せる形で歌い継がれてきました。中には、クラブが選手と一緒に公式レコードとして制作したものもあれば、サポーターの間で自然発生的に広まっていったものもあります。試合前のキックオフ直前や、勝利が決まった瞬間、あるいは苦しい展開でチームを鼓舞したいときなど、歌われるタイミングもさまざまです。海外サッカー 初心者の方でも、こうしたチャントの背景を知っておくと、試合中継を見る楽しみがぐっと広がると思います。

マンチェスター・シティ「Blue Moon」

マンチェスター・シティのサポーターが試合前に歌うことで知られているのが「Blue Moon」です。この曲は、もともと1934年にアメリカの作曲家リチャード・ロジャースと作詞家ロレンツ・ハートによって作られたスタンダードナンバーで、サッカーとはまったく関係のない出自を持っています。もともとはクルー・アレクサンドラというクラブのサポーターが歌っていたとされ、マンチェスター・シティのファンが歌うようになったのは1989-90シーズンの開幕戦(アウェーのリヴァプール戦)からと、意外にも比較的最近のことだそうです。今ではキックオフ前のスタジアムで大合唱される、シティを象徴する一曲になっています。

リヴァプール「You’ll Never Walk Alone」

リヴァプールの代名詞とも言えるのが「You’ll Never Walk Alone」、通称「YNWA」です。もともとは1945年に作曲家リチャード・ロジャースと作詞家オスカー・ハマースタイン2世によるミュージカル「回転木馬(Carousel)」の劇中歌として生まれました。1963年、地元リヴァプール出身のバンド、ジェリー・アンド・ザ・ペースメーカーズがこの曲をカバーし、イギリスのチャートで1位を記録します。当時のリヴァプール監督ビル・シャンクリーが、試合前にヒットチャートの曲をスタジアムで流す習慣の中でこの曲を繰り返しかけたことがきっかけとなり、KOP(ゴール裏の熱狂的サポーター)が歌うようになったと言われています。チャートから曲が消えたあとも、KOPからは「あの曲を流せ」という声が上がり続けたというエピソードも残っています。今では試合前にスタジアム全体がマフラーを掲げて合唱する、リヴァプールというクラブそのものを象徴する存在になっています。

アーセナル「One Nil to the Arsenal」

アーセナルのサポーターが歌う代表的なチャントのひとつが「One Nil to the Arsenal」です。このチャントは、ペット・ショップ・ボーイズのヒット曲「Go West」のメロディーに乗せて歌われています。ちなみに「Go West」自体も、もとは1979年にヴィレッジ・ピープルが発表した曲のカバーというルーツを持っています。チャントのタイトルが示す通り、これはジョージ・グラム監督時代のアーセナルが、堅守速攻で1対0の僅差の勝利を積み重ねていたスタイルにちなんだもので、「アーセナルらしい勝ち方」を象徴するユーモラスなチャントとして親しまれています。

チェルシー「Blue Is the Colour」

チェルシーのファンに長く愛されている「Blue Is the Colour」は、他のクラブのチャントとは少し違った成り立ちを持っています。この曲は1972年、チェルシーがリーグカップ決勝(対ストーク・シティ戦)に進出したことを記念して、プロの作詞家ダニエル・ブーンとピーター・リー・スターリングが手がけ、当時のチェルシーの選手たち自身がレコーディングした「公式応援歌」です。チェルシーサポーターでもあったプロデューサー、ラリー・ペイジが制作に関わり、1972年3月にはイギリスのシングルチャートで5位を記録するヒットとなりました。サポーターが自然発生的に歌い始めた曲ではなく、クラブとプロの制作チームが正式に作り上げた応援歌という点が、他クラブのチャントとの大きな違いです。

マンチェスター・ユナイテッドとトッテナム「Glory Glory」の不思議な関係

マンチェスター・ユナイテッドの「Glory Glory Man United」と、トッテナム・ホットスパーの「Glory Glory Tottenham Hotspur」は、実は同じメロディーを共有しているという、ちょっと面白い関係にあります。もとになっているのは、南北戦争時代のアメリカで生まれた楽曲「リパブリック讃歌(Battle Hymn of the Republic)」で、パブリックドメイン(著作権の保護期間が満了した作品)として広く親しまれてきたメロディーです。

先に採用したのはトッテナム

調べてみると、このメロディーを最初にチャントとして取り入れたのはトッテナムだとされています。1960年代、チームがリーグ優勝とFAカップ制覇を同時に達成する「ダブル」を成し遂げた黄金期に、サポーターの間で歌われるようになったようです。

マンチェスター・ユナイテッド版の誕生

一方、マンチェスター・ユナイテッド版の「Glory Glory Man United」は、1983年のFAカップにまつわるタイミングで作られたとされ、かつてハーマンズ・ハーミッツというバンドのメンバーだったフランク・レンショウが作詞・制作を手がけ、ストックポートのストロベリー・スタジオでチームの選手たちとともにレコーディングされました。同じメロディーでも、それぞれのクラブが違う歴史とタイミングでこの曲を自分たちのものにしていったというのは、調べていてとても興味深いポイントでした。

チャントを知ってから観戦するともっと楽しい

今回、6クラブのチャントを調べてみて感じたのは、それぞれの曲に、そのクラブの歴史や時代背景がぎゅっと詰まっているということです。ミュージカルの劇中歌から生まれたもの、クラブが公式に制作したもの、別のクラブの流行が広まったもの、南北戦争時代の楽曲を起源に持つもの……。1つのスタジアムで流れる曲だけでも、これだけ多様なルーツがあることに驚きました。2030年W杯を現地観戦するときには、開催国それぞれの代表チームにも、きっと似たような背景を持つ応援歌があるはずです。今のうちからこうした文化的な背景を知っておくことも、現地での観戦をより深く楽しむための準備のひとつになりそうです。

まとめ

プレミアリーグ6クラブのチャントについて調べてみて、単なる応援ソングという以上に、それぞれのクラブのアイデンティティそのものが刻み込まれていることがわかりました。テレビ越しに試合を見るときも、スタジアムからチャントが聞こえてきたら、「この曲にはこんな歴史があったな」と思い出してもらえたら嬉しいです。なお、この記事で紹介した内容は、各種資料をもとに調べた執筆時点の情報です。歌詞そのものについては著作権の都合上掲載できないため、実際のチャントは配信サービスの試合中継などであわせてお楽しみください。

プレミアリーグについてもっと知りたい方は、以前書いた「プレミアリーグとは?サッカー初心者が2030年W杯に向けて予習してみた」や「プレミアリーグ人気チームのユニフォームを徹底比較!」もあわせて読んでみてください。 海外サッカー全体についてさらに知りたい方は、「W杯で活躍する選手はどこのリーグ所属?欧州5大リーグを分かりやすく紹介」や「ラ・リーガって何?レアル・マドリードとバルセロナが世界中で愛される理由」、「チャンピオンズリーグって何?視聴方法・2026年出場チーム・注目選手を解説」、「初めて海外サイトでリヴァプールFCの公式ユニフォームを購入してみました」もどうぞ。

2030年W杯現地観戦プロジェクト進捗

項目 現在の状況
目標 2030年W杯現地観戦
現在のマイル 0マイル
目標マイル 200,000マイル(目安)
旅行資金 0円(dNEOBANKに目的別口座を開設、積立準備完了)
目標金額 100万円
クレジットカード 現在比較・検討中
パスポート 未取得(取得時期を検討中)
航空券 未予約
ホテル 未予約
観戦チケット 未発売
今回進んだこと プレミアリーグ各クラブのチャントについて学習

2030年に現地で日本代表を応援するという夢に向けて、一歩ずつ準備を進めています。

「2030年W杯現地観戦プロジェクト」として、マイル・旅行準備・海外サッカー・開催国情報・観戦準備を実体験で発信しています。2030年に現地で日本代表を応援する夢を、一緒に叶えましょう!

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