「ちはやふる plus きみがため」最新話29話のネタバレあらすじ|田丸の「3勝させる」宣言と、凛月に託した「きついけど楽しいね」の合図

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この記事では、「ちはやふる plus きみがため」最新話29話のあらすじと実際に読んだ正直な感想をまとめています。富士崎に2勝を奪われた瑞沢で、田丸が「わたしが3勝させるから大丈夫」と宣言し、筑波先輩が1勝をもぎ取る場面から始まります。さらに、凛月が「きみがため」を送らない理由に千隼が気づき、田丸の「きついけど楽しいね」に込められた合図が明らかになる、見どころの多い一話でした。

✔ 最新話の内容をサクッと知りたい

✔ キャラの心情を整理したい

✔ 続きがどうなるのか考察したい


そんな方に向けて、

印象に残ったシーンを中心に書いていきます。


※ネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください。

目次

「ちはやふる plus きみがため」29話のネタバレあらすじ

田丸の「3勝させる」宣言と、筑波先輩がもぎ取った瑞沢の1勝

翠たちがいる後ろの方で座布団にちょこんと座る凛月父と凛風。

凛月父:「あの… 凛月って競技かるた 強いんですか? どのくらい…」

桜沢先生:「黙って」

今、富士崎は2勝していて、準決勝に王手をかけています。

5対5の団体戦で3勝すれば勝ちです。

すでに2勝を富士崎に奪われている瑞沢。

もう時間の問題だと、普通はそう思いますが…。

田丸:「わたしが 3勝させるから大丈夫」

会場がざわつきます。

驚く観衆もいれば、失笑している観衆もいます。

菫:「… 田丸…!」

瑞沢高校の3年生は知っていました。

そして、富士崎高校の3年生も知っています。

太一が「するぞ 3勝」と言ったあの試合。

2敗から瑞沢が優勝をかっさらった年があることを…。

しかし、2年生の田丸は知りません。

知らずに宣言したものの、「3勝させる」ってどうすれば…と悩みます。

(自分以外の人をどうやって勝たせるの…?)

田丸の横でなぜか悔しがる筑波先輩。

いつも自分はイマイチでいつも自分以外のやつがカッコイイ…。

(最初に声を上げる奴が一番勇気がある オレはいつだってそうはなれない)

筑波はそれでも、後輩を助けるんだと思い…。

筑波:「瑞沢 1勝!」

3年生の筑波くん、ずっと千早や太一を間近に見てきた人物ですもんね…

桜沢先生が指摘する凛月の弱点——凛風が教えた「運命戦」と、ふたつの「きみがため」

筑波先輩の1勝で、希望がわき出てくる瑞沢。

凛月父:「それで 結局 今 試合ってどうなってるんですか? 凛月は強いんですか?」

桜沢先生は冷静に富士崎の藤原想と瑞沢の長良凛月の分析を伝えます。

桜沢先生:「攻めが鋭く 気持ちの強い 良い選手です でも… 運命戦に対する感度の低さ… 経験不足は否めません」

凛月:「どういう意味かさっぱり…」

凛風がポカポカと父を叩きます。

凛風:「『運命戦』は残りの札が 一枚同士になることだよ その時同じ札を持ってないと 瑞沢負けちゃうの」

桜沢先生:「よくかるたを 勉強しているわね お嬢さん すごいわ」

褒められて嬉しそうに笑う凛風。

今の状況は、田丸が運命戦に備えて札を揃えようとしているのですが、さっき「す」を抜いたタイミングで、凛月は「みよ」を送っていました。

桜沢先生は、長良くんは「きみがため」が読まれる札だと思ったのかもしれないと言うと…。

凛月父:「それは どっちの「きみがため」ですか? ふたつあるんですよね 「きみがため」は ふたつ…」

光考天皇:君がため春の 野に出でて 若菜つむ わが衣手に 雪は降りつつ

藤原義孝:君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな

凛月父、「きみがため」は知っているんですね…?

空札が続く中で千隼が気づいた「きみがため」——田丸の「きついけど楽しいね」に込めた合図

「みせばなや―――」

「おおえやま――」

空札ばかりが読まれます。

どの札が読まれても取るしかありませんが、凛月が「きみがため」を送らないので田丸はヤキモキしていました。

試合を見ていて、千隼が何か気がつきました。

千隼:「真島先輩 凛月は多分間違ってる」

太一:「え?」

実は、桜沢先生が倒れて凛月が駆け寄った時に、「きり」が空札で読まれていました。

千隼:「「きみがため」がもう一字で取れる札だって わかってないかも」

田丸も、これに気がつきました。

(あ… 長良わかってない? だから一字で取れる「みよ」を送った?」

凛月は集中していました。

(「きり」じゃなかたら 「きみがため」を押さえる 「わた」は囲う 今度こそ守る 「みよ」はM音意識半音で取る 「おく」攻めて「おも」に戻る」

必ず3勝して勝ちたい気持ちでいっぱいです。

田丸:「き… きついけど 楽しいね」

突然、田丸が凛月の肩に手を触れてそう言いました。

凛月:「え? え??」

凛月は前の試合で田丸が「楽しくなって来たねえ!」と言ったことを思い出しました。

そう、「た」「たれ」はもう「た」で取れるよという合図です。

「き」…「きみがため」はもう「き」で取れるという意味でした。

「きついけど 楽しいね」

試合は続き、取って取られてのガチンコ勝負になりますが…⁉

田丸さん、すごくいい対応でしたね!試合の行方は…

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「ちはやふる plus きみがため」29話の読みどころ感想

1. 「わたしが3勝させる」——知らずに言い切った田丸の覚悟が熱すぎる

すでに富士崎に2勝を奪われ、準決勝に王手をかけられている絶体絶命の場面で、田丸が言い放った「わたしが3勝させるから大丈夫」。会場がざわつき、失笑する観客までいる中での宣言に、読んでいるこちらまで息をのみました。そして何より驚いたのが、2年生の田丸は、太一が「するぞ3勝」と言って2敗から優勝をかっさらった、あの年の試合を知らないということです。瑞沢の3年生も、富士崎の3年生も知っている伝説の試合を知らないまま、同じ言葉を口にしてしまう。偶然とは思えない巡り合わせに、ゾクッとしました。それなのに本人は、言い切ったあとで「自分以外の人をどうやって勝たせるの…」と悩んでしまう。その等身大の姿が愛おしくて、だからこそ田丸を全力で応援したくなります。

2. 筑波先輩の「瑞沢 1勝!」——一番勇気がある人になれなかった先輩が、後輩を助けた

田丸の横で、なぜか悔しがっていた筑波先輩。心の中の「最初に声を上げる奴が一番勇気がある。オレはいつだってそうはなれない」という言葉が切なくて、胸がぎゅっとなりました。いつも自分はイマイチで、カッコいいのは自分以外の誰か——そんな気持ちを抱えながらも、それでも「後輩を助ける」と気持ちを切り替えて、勝ちをもぎ取った筑波先輩。「瑞沢 1勝!」の一言が、どれだけ重くて、どれだけ頼もしかったことか。先に声を上げた田丸も勇気がありましたが、その声に結果で応えた筑波先輩もまた、間違いなくカッコいい。この1勝で希望がわき出てくる瑞沢の空気が伝わってきて、思わず拳を握ってしまいました。

3. 運命戦を教える凛風が賢すぎる——桜沢先生の厳しい分析に胸がざわつく

凛月の父が「凛月は強いんですか?」と尋ねる場面で、桜沢先生が下した評価は、「攻めが鋭く、気持ちの強い良い選手。でも運命戦に対する感度の低さ、経験不足は否めない」というものでした。ほめつつも課題をはっきり指摘する冷静な分析は、さすが桜沢先生です。ところが、ここで一番心をつかんだのは凛風でした! 父をポカポカと叩きながら、「運命戦は残りの札が一枚同士になること。その時同じ札を持ってないと、瑞沢負けちゃうの」と、ルールをきちんと説明してくれるのです。桜沢先生に「よくかるたを勉強しているわね」と褒められて、嬉しそうに笑う凛風の可愛さといったら…。凛月のかるたを一生懸命に見ていたからこそ分かることなのだと思うと、じんわり温かい気持ちになりました。

4. 「きついけど楽しいね」——田丸の合図が優しすぎる

空札ばかりが読まれる中、「きみがため」を送らない凛月に、田丸がヤキモキするシーン。ここで試合を見ていた千隼が、桜沢先生が倒れて凛月が駆け寄ったときに「きり」が空札で読まれていたことに気づくのが鋭い! 凛月は、「きみがため」がもう一字で取れる札になったことをわかっていないかもしれない——その事実に、田丸も気づきます。そこで田丸がかけた言葉が、肩にそっと手を触れての「き…きついけど楽しいね」でした。前の試合で言った「楽しくなって来たねえ!」が、「た」「たれ」は「た」で取れるという合図だったことを思い出す凛月。今度は「き」の一文字で「きみがため」が取れると、言葉の裏にさりげなく札の情報を忍ばせて伝えるのです。相手に悟られず、しかも仲間を励ましながら伝える田丸の気遣いに、感動しました。

「ちはやふる plus きみがため」次回30話の考察

1. 凛月は「き」の合図を受けて、「きみがため」を取りに行けるか?

田丸の合図を受け取った凛月は、これまで「きみがため」を守る札として押さえようとしていた動きを、一字で取りにいく動きへ切り替えられるのでしょうか。頭ではわかっていても、体が反応できるかは別問題です。「みよ」を送ってしまっていたミスを、ここからどう取り返していくのか。凛月が自分の中で札を整理し直す描写が、30話の大きな見どころになりそうです。

2. 運命戦に突入したとき、同じ札を持っているのは誰?

凛風が説明してくれたとおり、運命戦は残りの札が一枚同士になる勝負です。桜沢先生が指摘した「運命戦に対する感度の低さ」を、凛月がこの試合の中で克服できるのか、それともまた課題が表に出てしまうのか。田丸が運命戦に備えて札を揃えようとしている動きも含めて、最後の一枚をめぐる攻防が描かれる展開に期待してしまいます。

3. 瑞沢は残る2試合を両方取れるのか?

5対5の団体戦で、富士崎が2勝、瑞沢が筑波先輩の1勝という状況です。3勝して勝つためには、残る2試合を両方とも取らなければなりません。まさに崖っぷちですが、だからこそ田丸の「3勝させる」という言葉が重くのしかかってきます。凛月の試合だけでなく、チーム全体としてどうやって勝ち筋をつかむのか、目が離せません。

4. 凛月の父は、試合を見て何を感じる?

「きみがため」がふたつあることを口にした凛月の父は、かるたについて、まったく無関心というわけではないのかもしれません。後ろの席から息子の試合を見つめる父の目に、取って取られての真剣勝負がどう映るのか。試合が終わったとき、凛月にどんな言葉をかけるのか。親子の距離が少しでも縮まるきっかけになってほしいと願ってしまいます。

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