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「ちはやふる」最終回最終首のあらすじ※一部ネタバレあり
優勝した千早と新
勝利を収めたのは千早と新でした。
勝った瞬間、その場で意識を失う千早。
どうやら寝てしまったようです。
すぐにインタビューの段取りに入るので、その場から千早を運び出す太一。
「じゅあ 綿谷さんのほうからインタビューを いまのお気持ちを聞かせてください」
わっと新のほうにカメラやマイクが向かいました。
「え…あ…あの…」
カチンコチンになる新。
勝因を聞かれます。
「しょ…勝因… ソ… ソースカツ丼…」
「え?」
頭の中を整理する新。
ずっとじいちゃんだったらどう取るやろうって考えていたら、周防さんが強くて強すぎて、なんだかじいちゃんが周防さんと重なって見えていた新。
そうしていると自分が自分の身体に戻ってきた感覚になり…。
「18歳での栄冠 史上最年少で獲得です 綿谷名人」
インタビュアーが続けます。
「綿谷名人」
「30年ぶりの…綿谷名人」
会場が感動に包まれていきます。
新の目にも涙が…。
「やっぱり…5試合目まえに食べたソースカツ丼やったと思います」
お腹の中からじいいちゃんと地元のみんなが抱きしめてくれたと語る新…。
負けた周防は…
新のインタビューを聞いて、僕より上手だと笑う周防。
控室に戻ると…。
ズーンと落ち込んでいる周防の関係者たち。
「…」
「ひ ひさっ…久志…久志…ごめんなぁ…」
涙が止まらない兼子(ゆきこ)。
目が見えなくなっていくのは遺伝かもしれないという責任を感じていたからでした。
「申し訳なか ごめんな ごめんな…」
なんだか自分ががらんどうに思えて、その場に倒れこむ久志。
驚く兼子。
でも久志は小さな声で何かを喋っています。
「おいうれしかったんや…兼子ちゃん」
久志は目が見えなくなっていく自分が、兼子やみんなと血が繋がっているからだと実感できてうれしかったようです。
でもそんな自分を見たら、知ったら、兼子ちゃんが悲しむと思って、実家を遠ざけてしまったことを告白しました。
「久志ー--‼」
大泣きする久志の兄と家族。
耳まで悪くなると困ると言って、耳を塞ぐ久志。
「まだ取るる気がするったい 綿谷くんにまだ…勝てる気がするったい」
負けた詩暢は…
部屋に戻る詩暢。
実況を動画で見ていた家族たち。
ビクッとしながら詩暢を見ます。
「お疲れさま 詩暢ちゃん・・あの…あの…」
そこへ電話が。
「あっ電話 あっ若宮先生」
詩暢がひったくります。
『詩暢か?』
その電話を詩暢の母がひったくります。
そしてスピーカーにして土下座する詩暢の母。
「お母さん 申し訳あらしまへん クイーン位を落としてまうやら あってはならへんこと 慢心を反省し なお一層精進させますので なにとぞ…なにとぞ…」
詩暢にも一緒に謝るように促す母。
詩暢は謝ると言うよりは、おばあちゃんが小さい頃から詩暢がかるたをすることに一度も反対したことがないことを知っていると話出します。
本棚には詩暢が読める本が増えていき、近くのかるた会にも連れていってくれるようになったこと。
「あばあちゃん うち 悔しい…悔しい 悔しい うう うううううー」
ワンワン泣き出す詩暢。
「悔しいさかい また かるたを貸して 座敷を貸して… ううう~」
「どうぞ 優秀な芸術家のパトロンになるのは いい大人の楽しみやから」
そこへ、会場の人が入ってきます。
「若宮さん 記者さんたちが待ってるんですけど インタビューできますか?」
負けたのにどうして?と思う詩暢ですが、詩暢がかるた界のスターなのには変わりないので、みんなが詩暢の言葉を聞きたと言っているようで…。
目を覚ました千早は?
ハッと目を開ける千早。
「わ…私…あれっ…」
「惜しかったな綾瀬 負けたぞ」
「イヤぁぁぁぁ悔しいー」
西田くんが嘘をつきます。
みんなの顔を見て、勝ったんだと実感する千早。
「あれ 太一は?」
その頃、太一は自動販売機でジュースを何本も買っていました。
新も千早も名人とクイーンになり、同時に夢を叶えてすごいと思うと同時に、なんだか置いてきぼりを食らったような気持ちになっています。
沢山のジュースを胸に戻っていくと、階段の上で新と千早が同時に現れます。
「太一!」
2人を見て❝お似合いすぎる❞と思ってしまう太一。
(置いてきぼりだ いつも)
2人を見上げて…。
「待ってろよ新 来年 おれが倒しに ここに来るんだよっ」
それを聞いて、ハイタッチする新と千早。
そして階段を駆け下り、太一を2人で抱きしめました…。
姉に認めてもらえた千早
インタビューも終わり、帰るために新幹線に向かう千早たち。
お腹もすいてクタクタです。
ホームのベンチに千歳が座っていました。
「えっ千歳?」
驚くお母さん。
「…岡山まで行ったとこで大津京のトイレに傘と枕忘れてきたの気がついて… は 配信で見てたら… あんたはどんどん勝つし」
千歳の目に涙がどんどん溜まっていきます。
「千早 千早すごい すごいじゃん 私の妹クイーンじゃん がんばったじゃん 世界一」
千早の目にも涙が溢れて…。
ずっと認めてもらいたかった姉に、認めてもらえた瞬間でした…。
卒業式を迎えた千早たちは?
本日は東京都立瑞沢高等学校の卒業式です。
「綾瀬さん!」
宮内先生に呼ばれます。
「幸田先生に聞いたんだけど共通テストまあまあだったんですって?」
「ギリギリ足切りにあいませんでした~」
今後の計画を話す千早。
千早は教師を目指すことにしています。
「でもまずは受験ね 前期の合格発表の結果 待ってるわ」
「太一とか東大の合格 一番で取ってくるんでしょうね~」
「真島くん 東大受けなかったわよ」
「え…?」
あ、こういうのは言っちゃいけなかったと、慌てていなくなる宮内先生。
何も聞いてなかった千早は走り出します。
「机くん」
「あ 綾瀬」
机くんい太一が受けた大学のことを聞きますが、東京ではないところまでしか教えてくれません。
どうしてそんなに秘密主義なんだと愕然とする千早。
「真島らしいってだけじゃん なんでもかんでも話さないし 志望校だって自分で決めるよ 綾瀬だってただの友達なんだから」
その言葉に衝撃を受ける千早。
机くんは、わざときつく言ったようでした…。
千早と太一
何か目が覚めたような千早は、太一を探して走り出します。
太一は、在校生たちに囲まれていました。
「せんぱーい 連絡先 交換してください」
「真島先輩 写真撮ってください~」
「先輩握手して」
「真島先輩~」
太一はそれを遠巻きに見ていた筑波と花野さんに気がつきます。
「筑波 花野さん」
花野さんには胸に付けていた花のブローチを、筑波には自分にネクタイを首にかけます。
「部長とキャプテン かるた部をよろしくな」
大号泣の花野さんと筑波。
千早はまだ太一を見つけらず、校内を走り回っています。
ガラッ
「太一いる…っ さっき見たときいなかったのに!」
部室をもう一度見にきて、やっと太一を見つけました。
「あぁ?いま来た 筑波たちがフォトフレームくれて 最後に部室で見ていこって」
千早は太一に大学のことを聞きます。
太一は京都大学を受けたと答えます。
「もう環境変えなきゃなって」
とても悲しそうな顔をする千早。
「おれたちにはかるたがあるから また会えるよ」
太一が好き
太一が自分から離れようとしていると感じた千早。
ひとつまえの春にこの畳の上で太一がしてくれた告白は歌だったことを思い出します。
太一の側の方までなぜか転んでしまう千早。
ドテテッ
「大丈夫か千早 なにもないのにコケるなよ」
(歌は詠めない でも 私の気持ちを伝えられるのは 私だけ)
太一の手を取る千早。
「好 き だ よ」
「…」
何も言わない太一。
ギュッと目を瞑っている千早を見ます。
「…いまさら?」
ザクッとその言葉が突き刺さる千早。
「う…ごめん いまさら…」
屍のようになっていく千早…。
「おれを?好きっておれを?」
やっと理解した太一の目に、情熱が蘇っていました。
(生きとし生けるもの いづれか歌を詠まざりける)
かるたは続く…
つき合うことになったことを新に報告する千早と太一。
驚いてがっくりする新ですが、遠距離恋愛になることを聞いて、まだまだチャンスはあると思います。
祝福しつつ、宣戦布告する新。
「まあ俺は18より 28でとなりにいるの目指すわ 東京にいるし」
ときどきしか会えない辛さを思い知りねと付け加えて。
そして今日は小倉百人一首競技かるたの第〇回 全日本選手権の日です。
詩暢ちゃんも、須藤さんも参戦します。
「さ かるたしよっさ」
END
「ちはやふる」最終回最終首の感想と考察
ついに最終回となってしまいました…。
もう何回でも泣かせにくるから、これを書きながらでも何度も泣くっていう…。
末次先生の漫画って、ほんとうに胸をえぐってくるんですよね。
それがたまらなく好きですけど。
ただ、もう、ビックリじゃなかったですか?
大どんでん返し!
ほぼ半数以上は、千早は新と結ばれるって思ってましたよね?
太一が、太一が日の目を見ました!
もう本当に嬉しくて、何度も読み返してはニヤニヤ。
こんな嬉しいことってないです。
ずっと千早を支えてきて、時には距離を置いて、自分自身を見つめ直す、太一が一番成長したんじゃないでしょうか?
太一の初恋が実って、嬉しい最終回となりました。
そして、まだまだ千早たちが見えるようですね?
「ちはやふ plus きみがため」始動しています。
主人公が変わっても、かるたが主軸のお話なので、まだまだ楽しめそうですね!
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