「あの子の子ども」30話のあらすじ※一部ネタバレあり
婚姻届けにサインする福
宝から１枚の紙を受け取る福。
宝のサインが入っている婚姻届けでした。
福の「名前」が欲しいという宝。
福はゆっくりと震えながら自分の名前を書いていきます。
「うっ」
福がお腹を押さえます。
最近はポコポコとか可愛い感じじゃなくお腹を殴られるようです。
「サチコ？」と聞く宝に福の子で「サチコ」だという宝。
福は宝の子で「タカコ」だと返します。
そして、名前は宝につけて欲しいという福。
想いが高まり抱きしめあう２人…。
福ちゃんと宝がお互いに本当に大切にしあっているのが伝わりました…。
宝のお母さんと福のお父さん
宝のお母さんは、あの後、宝と暮らす祖父の家を訪れていました。
“お父さん 宝をよろしくお願いします わたしが伝えられることはすべて伝えたつもりです”
「伝わってるよ 直美」と幼い宝とお母さんが写る写真を見て呟く祖父…。
学校に行く前の宝。
電車を待つホームで福のお父さんを見つけます。
そっと気づかれないように隣に立つ宝。
「うわぁ」
ビックリするお父さんに挨拶をします。
そして《行動計画書》を渡しました。
そこには宝の今後の目的と目標設定、それに伴う行動計画がまとめられています。
「母親に見限られた息子がどこまでできるかね」
宝はめげません。
母は一度決めたことは最後までやり遂げる宝を知っているからです。
そしてそれは宝もわかっていました。
「母はそれを知っているから僕の手を離したんです」
宝とお母さんしかわからない“絆”みたいなものがあるんですね…。
宝の決意
学校に普通に通う宝。
クラスメイトも“あの噂”を気にしていましたが、普通に生活している宝を見ていつも変わらない日常に戻っていきました。
バイト先で店長と話しをする宝。
子供ができると男と女で立場が変わったり、周りの扱いが変わることを色々と考えていた様子です。
店長も離婚して息子がいると話ました。
子供にはどうしても母親が必要だと言う店長。
息子とはなかなか会えないようです。
父親が父親として認められるために自分は役割分担をしっかり担いたいと決意を話す宝。
店長に話したことでどこかスッキリします。
店長は宝が帰った後、息子に電話をかけました…。
店長、ほっこりする～！
後日、福と宝は『両親教室』に行きました。
妊娠、出産、育児に理解を深めて赤ちゃんを迎えるためのものです。
メラメラと意欲に燃える宝。
実際に赤ちゃんの重さを体験したり、分娩からお産までの流れを勉強します。
人形を使った演習で、宝の手際の良さにおどろく福ですが・・・？
詳しい内容は別冊フレンド12月号でお楽しみください！
「あの子の子ども」30話の感想と考察
福の家族も、宝の家族も形は違えど、子供を大切に思っているということが伝わってきますよね。
そして、自分たちでちゃんと考えて行動する福と宝もしっかりその血を受け継いでいるようです。
特に宝の理解力は素晴らしい！
こんなお父さんだったら福も赤ちゃんが生まれたら安心できますよ！
そして何気に宝のバイト先の店長、良かったですね。
やっぱり人って誰かに話すことで心が整理できたり、考えがまとまったりするんだと思いました。
蒼井まもる先生の漫画って、なんか胸の奥の方を揺るがしてくる感覚があります。
そろそろ福も出産間近なのでドキドキしますね！
次回のお話を待ちたいと思います。
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