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「もう一度、光の中へ」主な登場人物と始まりの話
始まりの話
イデンベル帝国の皇女アリサには腹違いの妹マリアンヌがいました。
マリアンヌは金色の瞳を持ち、誰かも愛されるのに、アリサはなぜか家族からも城の使用人たちからも冷遇されています。
そんな日々を過ごす中、マリアンヌへの毒さつ未遂を疑われ、４刑に。
もう人間には生まれ変わりたくないと願うアリサですが、なぜかイデンベル帝国の敵対国・エルミール帝国の皇女アイシャとして転生します。
前世とは違い、家族から愛情たっぷりに育てられるアイシャ。
精霊使いの能力も持ち、過去との因縁に立ち向かう！
作家名はTicaTica先生、YUYA先生、Siyo先生。出版社はDaewon C.I.Inc.です！
主な登場人物
アイシャ・ド・エルミール・・・エルミール帝国の皇女。イデンベル帝国の皇女アリサとしての前世の記憶を持つ。精霊使い。
イシス・ド・エルミール…エルミール帝国の皇太子。アイシャの腹違いの兄。アイシャを溺愛している。
アイリス・ド・エルミール…エルミール帝国の皇后。アイシャの母。優しくて芯が強い。
ティリオン・ド・エルミール…エルミール帝国の皇帝。アイシャの父。戦いの英雄。
ルミナス…精霊王ルミナス。アイシャに興味を持ち人間界で暮らすことに。人間界での呼び名はルーン神官。
ビオン・ベルトモア公子…エルミール帝国の第２騎士団長。イシスの友人。
アルディエフ・リオテン…リオテン公国の第１公子。
アルミーニャ・リテオン…リオテン公国の公女。
マリアンヌ・デル・イデンベル…イデンベルの第５皇女。アリサを陥れた張本人。黒魔法を使う。
「もう一度、光の中へ」74話のあらすじ※一部ネタバレあり
ビオンの告白
ルミナス様と話をしたあと、会場に戻ってきたアイシャ。
ビオン：「お待ちしておりました 皇女殿下」
ビオンが貸してくれた服を返します。
アイシャ：「ありがとうございました おかげで暖かかったですわ では残りの時間も どうぞ楽しんでくださいね」
アイシャから服を受け取るビオンは、なぜかモジモジしています。
ビオン：「あの 皇女殿下」
少し言いにくそうに、照れた様子です。
さっき、遠くからでもビオン公子ならアイシャの声が聞こえるという話をした件を持ち出しました。
アイシャはビオンが魔剣士だからだと思っていますが、ビオンはそうではないと告白します。
「なぜかはよく分かりませんが…皇女殿下の声だけは 他の人よりもはっきりと聞こえます」
ビオン公子、それはもう告白では？
ミーニャ、作戦変更
次の日、アイシャに会いに来たミーニャ。
アイシャ：「本気ですか？」
ミーニャ：「はい 本気です」
アイシャ・ミーニャ：「うふふふふふふふ」
ミーニャは作戦を変更したようで、アイシャに包み隠さず全てを話したうえで、イシスとの縁談が上手くいくように手伝って欲しいと言ってきました。
イシスへの色仕掛け作戦が通用しないとわかったミーニャは、大胆にもアイシャを説得しようとしているようで…。
ですが、アイシャが黙ってその要求を飲むはずはありません。
それに、ミーニャからは、イシスを慕っている様子がみじんも感じられないことも問題でした。
「政略結婚」でお互いに得られるものがあることは確かですが、それが相手がリオテンでもなくてもエルミールは構わないのです。
そこを指摘すると、ミーニャは何も言えなくなってしまいました。
ですが、このまま引き下がるわけにもいかず…。
初めてミーニャーが口にした本心は…。
うーん、ミーニャの必死な気持ちを聞いて、アイシャの考えはかあるのでしょうか…？
リオテンを守るために
エルミールに来る前に、アルディと祖国の美しい海を見ながら話したことをアイシャに伝えるミーニャ。
本当にはアルディだけがエルミールに行く予定でしたが、ミーニャは自ら一緒に行くことを決めていました。
ミーニャ：「あの日 私は愛する祖国を守るため できることは何でもやろうと誓ったのです」
ミーニャはアイシャに本心である、必死な想いをぶつけました。
その姿が、自身の姿と重なって見えるアイシャ。
（ああ この必死さは… 愛するものを守るためなのね）
アイシャは結婚の選択は兄にあるので、できることは少ないけれど、イシスの理想像くらいは伝えられると言って…？
アイシャちゃん、イシスの理想像って…
「もう一度、光の中へ」74話の感想と考察
ルミナス様にさらっと告白されたあと、ビオン公子にもさらっと告白されているアイシャちゃん…。
それを知って、なかなかライバルが強敵だと思うアルディ…。
肝心のアイシャが、まだハッキリと恋心なるものを自覚してはいないようですが…時間の問題かな？
ルミナス様がいなかったら。絶対にビオン公子と結ばれる感じだったと思うのですが。
それよりも、イシスの方が問題ですね。
理想像がアイリスとなると、もう一生独身なのでは？
ただ、ミーニャちゃんの印象は今回で結構変わりました。
祖国を愛し、守りたい気持ちがアイシャと通じるところがありましたね。
そんなミーニャなら、イシスと幸せになれる道は十分にありそうです。
75話も楽しみです。
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