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「もう一度、光の中へ」主な登場人物と始まりの話
始まりの話
イデンベル帝国の皇女アリサには腹違いの妹マリアンヌがいました。
マリアンヌは金色の瞳を持ち、誰かも愛されるのに、アリサはなぜか家族からも城の使用人たちからも冷遇されています。
そんな日々を過ごす中、マリアンヌへの毒さつ未遂を疑われ、４刑に。
もう人間には生まれ変わりたくないと願うアリサですが、なぜかイデンベル帝国の敵対国・エルミール帝国の皇女アイシャとして転生します。
前世とは違い、家族から愛情たっぷりに育てられるアイシャ。
精霊使いの能力も持ち、過去との因縁に立ち向かう！
作家名はTicaTica先生、YUYA先生、Siyo先生。出版社はDaewon C.I.Inc.です！
主な登場人物
アイシャ・ド・エルミール・・・エルミール帝国の皇女。イデンベル帝国の皇女アリサとしての前世の記憶を持つ。精霊使い。
イシス・ド・エルミール…エルミール帝国の皇太子。アイシャの腹違いの兄。アイシャを溺愛している。
アイリス・ド・エルミール…エルミール帝国の皇后。アイシャの母。優しくて芯が強い。
ティリオン・ド・エルミール…エルミール帝国の皇帝。アイシャの父。戦いの英雄。
ルーン神官…精霊王ルミナス。アイシャに興味を持ち人間界で暮らすことに。
ビオン・ベルトモア公子…エルミール帝国の第２騎士団長。イシスの友人。
アルディエフ・リオテン…リオテン公国の第１公子。
アルミーニャ・リテオン…リオテン公国の公女。
マリアンヌ・デル・イデンベル…イデンベルの第５皇女。アリサを陥れた張本人。黒魔法を使う。
「もう一度、光の中へ」69話のあらすじ※一部ネタバレあり
ミーニャとご挨拶
イシスとミーニャ公女が待っている温室のドアを開けると、そこにはアイシャが思いもしなかった光景が広がってました。
「あーん」
ミーニャがイチゴをイシスに食べさせようとしているところで…。
イシスはすでに魂が抜かれたように拒否反応を起こしていました。
「皇女殿下をお連れしたぞ ミーニャ」
アルディエフ公子が一旦、場を整えようとします。
「あら！私ったら」
ミーニャは素早く立ち上がり、アイシャに華麗なご挨拶を披露します。
アイシャも自己紹介をしますが、ミーニャの背後からイシスの切実な救済の視線を感じていました。
（ア…アイシャ！来てくれたか！助けてくれ！）
すでにイシスを攻略しようとしているミーニャですが、あまり期待できない感じ？
ミーニャの色仕掛け
とりあえず円テーブルに４人で座って歓談を始めるアイシャたち。
アイシャはすでにこの兄妹の手強さを感じていました。
イシスの隣に座っているミーニャは「暑いですね」と言いながら、イシス側の肩のショールをハラッとずらして素肌を見せつけています。
イシスには通用してなさそうですが…。
（つまり…これはあれだよね…？色仕掛け）
テーブルに用意されたお茶はリオテン公国の名茶だと自らアイシャのカップに注いで説明するアルディ。
「今回の関税交渉品目のひとつでもあります 香りがとてもいいでしょう？」
ニコッと満面の笑みをアイシャに向けます。
（こちらも色仕掛け…なのか…？）
リオテン公国からの求婚状は形式的なものとして送られたという認識でしたが、もしかしたらかなり本気なやつかもしれないと思うアイシャ。
エルミール帝国とリオテン公国がいくら友好国だとしても、国際情勢によってはいくらでも変わるものです。
リオテン公国の初代大公がエルミール帝国から独立していった皇子だとしても、もう100年も前のこと。
イデンベルの挑発を受けている現時点で、リオテン公国が国力の為に、簡単で最も早く手を打てる外交手段が《政略結婚》であるとアイシャは確信しました。
ミーニャは積極的にいけば落とせると思っているみたいですが…
イシスの勘違い
夕方にリオテン使節団の歓迎パーティーがある為、アルディとミーニャは席を外します。
ミーニャがいなくなって、「はぁぁー」と大きなため息をついて、ぐったりうな垂れるイシス。
今まで会った女性の中でミーニャみたいに積極的な女性は初めてだったようです。
（お兄様の理想の人はどんな方か知らないけれど ひとまず公女は確実に違うわね）
アイシャは、これはいいタイミングだと思い、ビオン公子の女性の理想像を聞くことに。
すると、何を勘違いしたのか、アイシャがビオン公子のことを好きだと思ったイシス。
なぜか、ルーン神官の理想のタイプをアイシャは知っているのかと聞いてきます。
アイシャはもしかして、イシスお兄様はルーン神官を好きなのかと勘違いして⁉︎
イシスはアイシャがビオン公子が好きだと勘違いして、アイシャはイシスがルーン神官を好きだと勘違い…？
「もう一度、光の中へ」69話の感想と考察
ミーニャの積極的な行動は裏目に出ていましたね！笑
ただ、性格は良さそうなのでアイシャの良き友人にはなりそうです。
イシスはあまり恋愛に積極的ではなさそうなので、もしかしたら今後ミーニャにも可能性があるかも？とは思いますが…。
ただ、リオテン公国の為にアイシャたちが政略結婚をするとは思えません。
イデンベルの挑発を他の手で回避しないといけないですよね…。
アイシャの前世の家族、イデンベル…まるで光と影のようにアイシャの人生に絡んできます。
そして、ついにアイシャが理想像について聞くことにしましたが、なぜビオン公子から？
それはイシスも勘違いするって‼︎笑
イシスもイシスで、ルーン神官よりはビオン公子の方がマシだと思ったみたいで、ルーン神官をけん制する為にアイシャにルーン神官の理想像を聞きますが、これまた、アイシャが勘違いしちゃって！笑
この兄妹可愛すぎます‼︎
70話も楽しみです。
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