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「今世は当主になります」159話のあらすじ※一部ネタバレあり
偉大なるロンバルディ
ロンバルディの援護が入り、ティアたちの救護活動2日目には中部地方から兵士が到着し、それを皮切りに救助の手がどんどん加わりました。
フェレット商会に雇われた傭兵100人も捜査にあたります。
重機も到着して、救助の速度もあがりますが…。
以前、ティアたちの乗った馬車は見つからず、事故発生から4日後。
現場を見守っているバイオレットにラモナが温かい飲み物を差し入れに来ました。
そこで、ラモナはフレンティアの話をします。
「フレンティア様とご親交が深いようですね」
バイオレットはフレンティア様は自分が今の商会で働き続ける理由だと語ります。
「大きな夢を見させてくれたお方ですから」
そして自分以外にもフレンティア様に助けれられた人はいっぱいいると…。
そこへ、向こうからロンバルディの人が来た!と周りの人がザワザワし始めます。
それはギャラハンでした。
「ギャラハン様‼」
走ってかけよるバイオレット。
どれだけ馬を走らせても、1週間はかかるのに、4日で駆け付けたことに驚きます。
「…ティアは!ティアはどこですか?」
顔が曇るバイオレット。
「まだ あの下に…」
バイオレットが見た先には、まだ土砂と大きな石がゴロゴロとしていました。
フラッとするギャラハンを支えるクレリバン。
いつの間にか近くに居たようです。
気持ちをしっかりもって、第2皇子殿下の所在を聞くギャラハン…。
ギャラハン様、めちゃくちゃ飛ばしてきたんですね!ティアが心配で仕方ないですよね…。
限界を通り越しているペレスに
ギャラハンがペレスの所在を聞くと、大きな石の前で座り込んでいるペレスが目に入りました。
「…?」
そのボロボロになった姿を見て言葉を失うギャラハンたち。
「あの方は…? まさかペレスなのか…?」
今はもう剣を持つ力もないようだと説明するバイオレット。
この4日間一度も休まずに救助をしていたからでした。
ギャラハンがペレスに近づきます。
「おやめください 皇子殿下」
「ギャラハン・ロンバルディ…?」
生気のない顔でギャラハンを見るペレス。
その姿を見て、ティアが昔ペレスのことを例えていた様子だと確信するギャラハン。
「はい 私です 第2皇子殿下」
「…すみません」
ティアを守ることができなかったと落ち込んでいるペレス。
ギャラハンは今のペレスをティアが見たらどう思うかと諭します。
きっと大声で私と殿下を叱るだろうと…。
「今の殿下は休息が必要です」
その言葉に反論するペレスですが、ギャラハンはティアのためだと叱ります。
あの大きな岩を割るには殿下のオーラソードが必要だからと。
体力を回復する必要があると説明しました。
ギリウとメイロンがペレスを脇にかかえます。
明日、大きな岩以外の岩石を取り除き、それが済んだら殿下を呼ぶと説明するギャラハン。
「それまでは俺たちに任せろ」
「俺たちだったオーラマスターだからな」
ペレスに釘をさすギリウとメイロン。
ボロボロになっちゃってるペレスに優しく諭すギャラハン様。
ギリウにメイロンもロンバルディの親族愛は強いですね!
夢か現実か?
夢とも現実ともわからない映像を見ているティア。
もう何度見たかわからない場面です。
群衆の中を馬に乗って闊歩しているペレス。
それを群衆の中から見ている髪の短いティア。
それは回帰前の様子のように見えます。
「ペレス!」
呼びかけると、その馬に乗ったペレスが振り向きます。
その瞳に生気が宿り、自分だけが知る優しい笑みと共に口が動いて…。
夢はいつもそこで終わってしまいます。
(今回こそは聞きたかったのに…)
ガタン
ガラ…
ガン…
なんだか外からかすかに声が聞こえる気がします。
「ここだ」
「ここを…」
「…早くどかせ!」
ガン!
馬車が揺れました。
ティアは助けが来たことを悟ります。
「助けてください!聞こえますか⁉」
「ティア!」
それはペレスの声でした。
その声を聞いて、思わず泣きそうになるティア。
「ここよペレス!」
もう力が出ずに、限界を迎えそうなティア…。
ズルっと膝からくずれそうになると…。
パアッと光が差し込みました。
「ティア!」
ペレスが差し出した手を取るティア…!
良かった~!やっと外に出ることができましたね!
「今世は当主になります」159話の感想と考察
ギャラハンにギリウにメイロン、クレリバンにバイオレット、みんなが揃いましたね!
本当に偉大なるロンバルディって感じです。
でも肝心のティアがまだ見つかってなくて、現場は暗い雰囲気でした。
頼みの糧のペレスも体力も精神も崩壊寸前でしたけど、ギャラハンが諭してくれて本当に良かった!
ギャラハンが早く着いてなかったら、ティアの命は危なかったかもしれませんね。
最後、ティアの目に光が差し込んで、ペレスの手が伸びてきて…。
ああ、本当に良かった!
160話も楽しみです。
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