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「星降る王国のニナ」57話のあらすじ※一部ネタバレあり
《前回のおはなし》
砂漠の向こうリンドルムヘ
ヒカミの案内で砂漠の向こうの地・リンドルムへ出発したニナたち。
なぜかスタービアに飽きたと言って、トートまで参加していますが…。
「もうやだ帰るーっ！」
暑いだの疲れただのずっと文句を言っています。
聞く耳を持たないヒカミ。
そうこうしていると砂漠の真ん中のオアシス集落に到着します。
休憩がてらスタービア王にもらった“眼薬”を試しましょうというヒカミ。
リンドルムは南に行くほど“星の民”を“滅びの民”と記すことが多いのでニナの青い瞳は忌避される傾向にあるようです。
ニナがその眼薬を差すと、濁った緑色の目の色になりました。
効果は昼に差して夕方までという短い時間です。
貴重品の為、慎重に使っていくことを提案します。
少し歩いていると広場で大人数がざわざわとしていました。
「あれ？なんだろ」
「砂漠の舞姫かと…」
衣装を着た女性たちが舞っていました。
「芸を生業に様々な国を渡り歩く旅芸人たちです」
踊っている女性の頭の変でチョコチョコしている小さなお猿さんがパッと方向を変えてニナの方に飛んできました。
ニナの頭に飛び乗るお猿ちゃん。
「ひゃ」
驚いたものの、ニナはお猿ちゃんに手で合図を送ります。
その合図の通りにくるくるとまわってニナの腕に飛び移るお猿。
みんなの視線が自分に向いていることにハッと気がつくニナ。
ヒカミは頭を抱えています。
踊り子たちがニナの方にやってきました。
「申し訳ありません！大丈夫ですか！」
「ハイ！動物はちょちょいのちょいなんで！」
「あのよかったら…」
「行きますよ」
ヒカミがニナをガシッと掴んでその場から退散しました。
去っていくニナたちを呆然と見守る踊り子たち…。
旅立ったニナたちですが、これから先が気になりますね…。
リンドルム王国の思惑とは？
次の日、休んでいた宿を出ると外がざわざわしています。
「なんだろう」
「いやな予感がしますね」
近くにいる人たちの話を聞いていると、リンドルム王都の兵たちが集まっているようです。
人の目を見て何やら言っています。
「緑か 違うな よし」
「違う よし」
ひとりひとり確かめています。
『星の民狩り？滅びの民狩りか』
『王子が捜しているらしい 青い目の星の姫を』
「ヒカミ…」
「落ち着いて ゆっくり ここから離れて眼薬をさしましょう」
眼薬の入った袋を腰から出そうとするニナ。
（えっ⁉）
何か違和感があります。
ハッと足元を見ると昨日のお猿ちゃんが。
その手には眼薬の入った袋が…。
「あーーーっ！」
ニナが大きな声を出したのでリンドルムの兵に声をかけられます。
「おい そこのおまえたち！」
（まずい！）
ヒカミが兵たちを抑えます。
「ここは私に！猿を追ってください！」
トートと一緒に猿を追うニナ。
塀の上をトットコ走る猿を見つけたニナ。
「トートは待ってて！」
塀の上って猿を追いかけます。
猿を追って塀を降りてやっと猿を捕まえたニナですが…。
リンドルムの兵が後ろに居て⁉
ニナ絶対絶命です⁉
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「星降る王国のニナ」56話の感想と考察
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セトと離れて新たなる旅に出たニナたち。
なぜかトートまで一緒なのが笑ってしまいますが、この先ニナと仲良くなるんだろうなって思うとちょっと嬉しいですよね。
そしてヒカミの過去なども明かされていきそうです。
砂漠の街で出会った舞姫たちとお猿ちゃん。
どうやらニナを助けてくれそうですが、どんな集団なんでしょうか？
リンドルム王国とはなにやら因縁がありそう？
次回の話が楽しみです！
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